tohnishi’s blog

四国在住のアラフォーSE。見た目はオッサン、頭脳は大人。

まだまだ辞めない菅首相について雑感

ちょうど1ヶ月前の内閣不信任案騒ぎの際に辞意を表明したはずの菅総理大臣、未だにいつ辞任するのか明らかにしないどころか、そもそも辞める気など全くないようにも見受けられるが、一体どうするお積りなのか。

衆議院の解散権が首相の専権事項であるため、民主党執行部・小沢鳩山グループともに菅総理を本気で追いつめられないということなのだろうが、一体いつまで決着を先延ばしにするのだろうかね。国内の事案はうやむやで済ませられたとしても、外交の場合相手には相手の事情がある話であり、その彼らが現在の菅内閣民主党政権を完全にレイムダックとみなしていては、まとまる話ですらも何らまとまらないだろう。

かつて小泉元首相を評するにあたって、「日本国憲法では内閣総理大臣の権限が強すぎて、いろいろ単独で強引にやることができる」という旨の指摘をしたのは福田和也氏だったと思うが、これは今回の菅首相の辞任居直りにもある程度当てはまる問題であろう。だからといって憲法改正がすぐさま必要というわけではなく(そもそも迂遠にすぎる)、結局は制度を運用する組織の側がしっかりしていなければこのような機能不全はいつ何時でも起こりうるのではなかろうか。

まあ要するに、今回の問題は民主党自身が解決しなければならん話なので、だれか早く菅首相に因果を含めてやってくだせぇ、ってことですよ……とかみたいに言ってしまうのも凡庸で尻すぼみな気がするが、本日はもうだいぶ遅いのでとりあえずここまで。

(2011.07.07 「菅」を「管」と間違えてたので修正……orz)